🎤2020年8月2日礼拝説教『罪ゆるされて』(音声30分+説教要旨)
講解説教 ヨハネによる福音書8章 第1回
説教者: 白鳥 彰 牧師
聖 書: ヨハネによる福音書 7章53~8章11節
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8月2日説教要旨 『 罪ゆるされて 』
「姦淫の罪を犯した女をどう思うか」と、しつこく問うてくる律法学者やファリサイ派の人に対して、イエスは「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」と言われ、年長者から去って行き、皆が立ち去ってしまった後、「わたしもあなたを罪に定めない」と女に対してイエスが語った箇所です。
この箇所は、イエスが実際にその通りにされたという伝承をもとに書かれたとされています。そして、もともとはルカによる福音書21章(受難週の箇所)の最後に書かれていたようです。
このことが、ヨハネによる福音書の『生きた水の流れ』(わたしを信じる者は、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる)と『イエスは世の光』(わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ)の間に書かれたことには、意味深いものがあります。
「許せない。罰しよう。やりかえそう。」と人は思ったりするものですが、私たち人間の本来の姿は「やさしさ」です。怒っている時、人は自分のことしか考えられませんが、誰かのためを想って行動する時・祈る時、温かい気持ちになるものです。私たちはそのようにできているのです。
愛することは学べるのです。イエス・キリストの愛から学び、やさしい心を育んでまいりましょう。
「やさしい心が大切だよ」(NPOジェントルハートプロジェクト小森美登里)
「生まれながらにして肌の色や出身や宗教を理由に他人を憎む人は誰もいない。憎しみは後から学ぶものであり、もし憎しみを学ぶことができるなら、愛することも学べるはずだ。」(ネルソン・マンデラ)
「家族のために、友達のために親切にしてごらん。気持ちが楽だよ。人間はそのようにできているんだよ。」(水谷修・夜回り先生)